
えっ ‼︎ - - - 豊島区は消えて無くなる ⁈
消滅可能性都市、豊島区。
これは2014年に、
日本創生会議が発表したものですが、
皆さんは、御存知でしたでしょうか?
単純に言うなら、
このままでは、
都市として機能しなくなる可能性あり、
という意味です。
豊島区は人口も多く、
池袋という一大拠点を抱える町。
俄かには信じ難いのですが、
住民の出入りが激しく、特に定着率の低さ、
これが引っかかった模様です。
ならば、
住みやすい町にしてやろう。
と、名乗りを上げたたのが、
(株)シーナタウンさんなのです。
社長の日神山氏は、
内装会社の経営もされていて、
長きに渡り空き家だった、
とんかつ屋一平をリノベーション。
2016年3月、
コミュニティ&レンタルスペースとして、
シーナと一平をスタートさせました。
2Fは外人さんからの評判が高い、
宿泊施設(1つ星)
1Fはミシンカフェと呼ばれ、
誰でも使えるシェアキッチンがあります。
そして、ここでは曜日を分かち合い、
女性パテシエさんが活動中です。
その中のお一人が、ひつじぐみさん。
未年生まれのユニットですが、
キラキラ輝く健康美人さんなんですよ(^^)
こちらでは焼き菓子が人気ですが、
ケーキも負けじと人気。
そこで、おすすめに従い、
モンブランとコーヒーを店内飲食。
そして、手づかみショートケーキを、
テイクアウトです。
モンブラン、これ美味しかったですね〜♪
実は私、
あの特有の甘ったるさが苦手なのですが、
それが全く無いし、とても爽やかなんです。
クリームも滑らかですし、
これなら平気で食べられます。
対してショートケーキ、
これが一番人気かも知れません。
ただ生地密度、これが惜しかったですね。
もっと緻密だったら最高でした。
でも、手づかみで食べたい ‼︎
そんな子供の頃の夢を、
実現させるのですから(^^)
何より、畳とちゃぶ台。
ここでの休憩タイムは、まさに三丁目の夕陽。
昭和を知る者にとっては、
かけがえのない、ご褒美になりました。
もうお一人が、
カシュカシュ〜果酒果旬〜 さん、
こちらも焼き菓子が人気で、
遊び心満載のパテシエさんです。
ユニークなのが、ツナスコーン。
ビールのおつまみに。
醤油をかけても、美味しいですよ♡
これ、塩気か効いています。
でも醤油までは- - -ちょっと(^^;;
ツナだけに、むしろマヨネーズかな。
私がおすすめしたいのは、
バスク風チーズケーキ。
滑らかで素晴らしい味でした。
ただし強烈ですよ。
部屋中が、チーズだらけになりますので(^^)
なお、パテシエさんたちですが、
いつまで此処で活動するかは、
良い意味で不透明です。
レンタルスペースと云う事もあります。
また既に、ここから翔び立ち、
本格的にお店を始めた女性も、
いらっしゃいます。
どうか御理解のほどを。
消滅可能性都市とは?
(このままでは)2040年までに、
20歳〜39歳の女性人口が
(現在の)50%以下になる(可能性あり)
これが定義になっています。
子供を産める女性が50%減れば、
人口減少→財政危機→破綻→住民流出。
こうなっては、まさに負のスパイラル。
その背景には、
少子高齢化や生活環境など、
様々な要因が挙げられます。
豊島区はセミナーを開くなどして、
対策に本腰を入れました。
そうした中で誕生したシーナタウンさんは、
空き家の再生に力を注ぐ会社です。
そのコンセプトは、
町はひとつのお店、景観は町の財産。
町はひとつのお店。
この発想は徐々に広まりつつあり、
よりコミュニティ色を強めようと、
改装するお店も現れています。
やはり、
町が元気になってこその、住みやすい町。
それが、
定着率向上にも繋がります。
また、景観を守るために、
建て替えではなく、あくまでリノベ。
昭和が残るこの町は、
トキワ荘やモンパルナスがあった事でも、
知られています。
やはり景観は歴史、そして財産です。
シーナタウンさんは、他にも、
空き家を再生した所があるようです。
こうした発想や動きは、
豊島区全体からしたら微々たるもの。
しかし、
一時、15%超だった空き家率(7棟に1棟)が、
大幅に改善。更に人口もV字回復。
区の対策成果は、
はっきりと数字に出ていますし、
シーナと一平が、
それに貢献している事は、間違いありません。
とは言え2022年現在、
豊島区は消滅可能性都市に、
指定されたままです。
前途多難とは言え、
やはり小さな事の積み重ね。
それが大きくなれば、
不名誉なレッテルを剥がせる日が、
必ずやって来るはず。
そして、町の景観もそのままに。
以上、数日分のまとめ投稿です。
#消滅可能性都市、豊島区